「プロフィールを完成させましょう」は、コミュニティのオンボーディングで最もよく見かける最初のステップです。それなのに、プロフィールが何のためにあるのかを語る人はほとんどいません。だからメンバーは役職と住んでいる街を書き込み、プロフィールは誰の役にも立たないまま放置されます。
メンバープロフィールの役割はひとつだけです。それがわかれば、いま尋ねている質問の大半は意味を失います。
プロフィールの役割はひとつ
あるメンバーが、別のメンバーに話しかけるかどうかを決められるようにすること。プロフィールはそのためだけにあります。
メンバーを分類するためでも、メンバー一覧を賑やかに見せるためでも、本人に「オンボーディングを済ませた」と感じてもらうためでもありません。誰かが投稿を読み、書いたのは誰だろうと思って名前をクリックする — そして次の十秒のうちに、返信する、メッセージを送る、この人を覚えておく、そのどれかの理由を見つけるか、見つけないか。あなたが用意したすべての質問の見返りは、この一瞬に尽きます。
すべての項目を、この一瞬を基準に判断してください。見知らぬ人が会話を始める決め手にならない回答は、あなた自身の目的のために必要なもの — それは構いませんし、別の種類の質問です — か、ただのお飾りかのどちらかです。
判定基準:ここから会話を始められるか
記入済みのプロフィールを読んで、自問してください。この人に会ったことのないメンバーが、このページに書かれていることだけを頼りに、最初のメッセージを書けるだろうか。
「プロダクトマネージャー、ベルリン」は不合格です。これに対しては「こんにちは」以外に言うことがありません。「オンボーディングを作り直していて、最初の一週間の離脱で行き詰まっている」なら即合格です。あなたのコミュニティにいる三人の別々の人が具体的な返事を書けるようになり、おそらくそのうち一人は実際に書きます。違いは回答の長さではありません。後者には課題が含まれていて、人が思わず答えてしまうのは課題だ、ということです。
その人が何者かではなく、いま何をしているかを尋ねてください。肩書きや所在地はその人を説明するだけです。いま取り組んでいるプロジェクトや、いま抱えている問いは、誰かを会話に招き入れます。
よりよい質問と、それぞれが生むもの
たいていのプロフィールフォームは、別のものを必要としていたどこかから丸写ししたものです。
| 質問 | 生まれるもの | 残すか |
|---|---|---|
| 役職 | 会話ではなく、ただの分類 | キャリアがテーマのコミュニティに限り |
| どこを拠点にしていますか? | よくて世間話、悪くすればプライバシーの懸念 | 任意で。必須には絶対にしない |
| いま何に取り組んでいますか? | ほかのメンバーが反応できる何か | 残す — 単独で最良の質問 |
| どんなことで人の力になれますか? | 見知らぬ人がメッセージを送る理由 | 残す。しかも前の質問より答えが古びにくい |
まあまあの質問を八つ並べるより、良い質問を二つ。項目がひとつ増えるたびに、大事な質問にまともな回答が返ってくる見込みは下がります。人はフォームを上から埋めていき、どこでも同じ速さで根気を切らすからです。
メンバーのための質問と、あなたのための質問
何かを尋ねる理由には二種類あり、その二つを混ぜてしまうことでプロフィールは長くなっていきます。
ある回答はほかのメンバーのためのものです。プロフィールに表示され、目的は会話を始めることだけです。別の回答はあなたのためのものです。コミュニティを何で知ったか、ここで何を得たいか、どのコースのどの期に参加しているか。これらは本当に役に立ちます — 誰がなぜやって来ているのかを教えてくれます — が、名前をクリックした全員に見せる筋合いのものではありません。
質問ごとに、誰のための質問かを決めてください。あなたのための質問は非公開で集め、実際に読むこと。メンバーのための質問は表示し、先ほどの「ここから会話を始められるか」という基準を満たすこと。どちらのためでもない質問は、どれほど定番に見えても削除してください。
立派な狙いより、短い答え
人がプロフィールを埋めるのは、参加した直後の十秒間です。そのとき人は、好奇心と同じくらいせっかちになっています。
ですから、どの質問も考え込まずに十秒ほどで答えられるものであるべきです。大きな空欄に「自己紹介をどうぞ」は論外です。その大きさの空欄から出てくるのは、何もないか、貼り付けられた職務経歴書かのどちらかで、どちらも誰かが会話を始める助けにはなりません。「今月なんとか答えを出したいことをひとつ」のような短く具体的な問いかけからは、一文が返ってきます。そして読まれるのは、その一文です。
選択肢で足りるなら、選択肢を使ってください。「ここに来た目的は次のうちどれですか?」に選択肢を五つ付ければほぼ全員が答えてくれますし、ほとんどの人が飛ばす自由記述欄よりも多くのことがわかります。
必須項目は料金所
項目を必須にすると、品質管理をしている気分になれます。実際には、ここが時間を割く価値のある場所かどうかを相手が見極めている、まさにその瞬間に関門を置くことになります。
必須項目はひとつひとつが、新メンバーが自分の登録したものを目にする前に通過しなければならない小さな試験です。忙しいというだけで落ちる人もいます。残った人は、通過できる最低限を書き込みます — こうして、必須の「自己紹介」欄が「。」ひとつだけの回答で埋め尽くされることになるのです。
答えなければ入会を断る、というほどでないものは、何も必須にしないでください。回答しない人を本気で締め出すつもりなら、必須にしましょう。そうでなければ任意にして、思わず答えたくなるほど良い質問に仕上げてください。
「プロフィールを完成させましょう」は最初の一歩として間違っている
新メンバーにプロフィールを完成させるよう伝えるのは、気にかける理由がまだ何もないうちに事務作業を頼むことです。
よりよい最初の一歩は、ひとつだけ質問すること — フォームの中で最良のものを — そしてその回答をすぐに、みんなの見える場所で使うことです。その人がいま取り組んでいることを紹介し、同じ道を通ってきた誰かの名前を挙げるウェルカム投稿を書くのです。そうすればプロフィールは面倒な作業から、この場所でその人に最初に起きた出来事へと変わります。そしてこのコミュニティでは質問に答えれば反応が返ってくる、と示すいちばん速い方法でもあります。
誰にも読まれないプロフィールは、次のプロフィールは埋めなくていいと教えてしまいます。尋ねるなら、その回答を一日以内に、本人の目に入る場所で使ってください。
回答を使うか、尋ねるのをやめるか
プロフィールの質問はささやかな約束です。この情報はあなたを誰かとつなぐために使われます、と伝えているのです。
プロフィールから価値を引き出しているオーナーは、プロフィールを読んでいます。二人のメンバーが一週間違いで同じ課題を書いていることに気づき、二人を引き合わせます。十数人が同じことで手を貸せると知れば、そのうち一人にセッションを頼みます。誰かが取り組んでいると書いていたものが世に出たとき、そのことに触れます。どれも自動化されてはいません。そしてそのすべてが、その質問に尋ねる価値があった理由です。
あなたの側で誰も読むことのない回答なら、その質問は削除してください。使わない情報を集めることは、無害ではありません。本当に尋ねたいことのために必要な信頼を、少しずつ削っていきます。
ソフトウェアにできること、できないこと
ツールが何をしてくれるのかは、正確に知っておく価値があります。ここまでの選択の大半は、そのまま設定項目だからです。
Mateflow では、カスタム項目は設定 → プロフィール項目にあり、画面上には「メンバーがプロフィールに入力できるカスタムフィールドを作成します」と説明されています。各項目は六つのタイプ — テキスト、テキストエリア、URL、選択、複数選択、日付 — のいずれかで、任意の説明、必須スイッチ、そして「メンバーの公開プロフィールに表示されます」というヒントが添えられた公開スイッチを持ちます。この最後のスイッチは、まさに先ほどの区別 — メンバーのための質問と、あなたのための質問 — のためにあります。そして、どのプライバシー設定でもそうであるように、機微な情報を預ける前に、一般メンバーのアカウントから実際の見え方を確かめてください。
公開の回答は、メンバーのプロフィール上でバッジ、レベル、アクセスグループと並んで表示されます。そこは興味を持ったメンバーが実際に見に行く場所です — ただし、そこに表示されるのは回答済みの項目のうち最初の二つだけで、残りは「他N件」という件数表示にまとめられます。つまり項目の並び順そのものが、ひとつの判断です。会話を始めるきっかけになる質問を、いちばん上に置いてください。正直に言っておくべき制約が二つあります。カスタム項目はすべてのプランで使えるわけではなく、作成できる数にもプランごとの上限があります — もっとも、ここまでの内容を踏まえれば、見かけほどの制約ではありません。上限に突き当たっているなら、たいていの場合、問題は上限ではなくフォームのほうにあります。
やってはいけない三つのこと
ビジネスSNSのプロフィールフォームを真似してはいけません。あれは採用担当者と検索のために設計されたもので、項目はすべて埋まっているのに、会話を始めるには役に立たないプロフィールを量産します。
公開プロフィールを、初期設定のまま検索エンジンにインデックスさせてはいけません。短いメンバーページが何百と並べば中身の薄いコンテンツになりますし、コミュニティに参加した人は検索エンジンに見つけてもらうために登録したわけではありません。
誰かに提案されるたびに項目を増やしてはいけません。ひとつひとつの追加は小さく、もっともらしいものです。けれども積み重なれば、最初に抱えていた長いフォームが元通りできあがります。リストは短く保ち、新しい質問を入れるたびに古い質問をひとつ外してください。
まとめ
メンバープロフィールは、その人が何者かの記録ではありません。ほかの誰かが会話を始めるためのきっかけであり、その瞬間から逆算して設計すべきものです。
いま何に取り組んでいるか、どんなことで人の力になれるかを尋ねる。自分のための質問は非公開にして、きちんと読む。必須はほとんど何もなし。入り口ではフォームを手渡す代わりに、良い質問をひとつだけ尋ねる。そして、その回答をメンバーの目に入る場所で使ってください — プロフィールを埋めてもらういちばん速い方法は、前のプロフィールがちゃんと何かにつながったと見せることなのですから。