コミュニティのまとめの多くは、その場にいた人に向けて書かれています。貢献してくれた人に感謝し、スレッドを並べ、よりによってそれをいちばん必要としていない人たちの受信箱に届くのです。
まとめには別の読み手がいます。その読み手に向けて書くようにすると、まとめのほとんどすべてが変わります — 書くのにかかる時間まで。
まとめは、その場にいなかった人のためのもの
参加した人は、何があったかをすでに知っています。まとめの本当の読み手は、それを見逃したすべての人です。
この読み手は、ただ何もせずにいるわけではありません。ここでは何かが起きているのかどうかを静かに見定めている最中で、まとめはたいてい、その週に彼らが目にする唯一の証拠です。ミートアップのまとめの本当の読み手は、参加しなかった人たちです。そしてそれは、あなたが書くどのまとめにも当てはまります。まとめとは欠席者への報告であって、出席者へのお礼状ではありません。
1か月コミュニティを開いていない人に向けて書いてください。スレッドにいた人にしか通じない一文は、ひとつ残らず、その読み手に読み飛ばされます。
テストはひとつ:見逃した人に、ここでは何かが起きていると伝わるか
その人になったつもりで下書きを読み、ひとつだけ自問してください。これを読んで、あそこでは自分の時間を割く価値のあることが起きていると思えるか。
「今週もすばらしい議論がたくさんありました — 参加してくださった皆さん、ありがとうございます!」は不合格です。活動があったと言い張るだけで、その中身を何ひとつ見せていないからです。「小さなスタジオを営む3人が、特急案件にいくら請求しているかを見せ合い、その数字は誰の予想とも違っていました」は合格です。いなかった読み手が、自分もその場にいたかったと思える具体的な会話を思い描けるからです。
たくさんを描写するより、本物をひとつ見せてください。よい会話がひとつ確かにあったと証明するまとめは、12の会話に触れるまとめより、ずっと多くを伝えます。
何を載せ、いなかった読み手はそこから何を得るか
まとめに載る項目の多くは、誰かに何かを伝えるからではなく、書きやすいという理由で選ばれています。
| 載せるもの | 見逃した人が知ること | 残すか |
|---|---|---|
| 「参加してくださった皆さん、ありがとうございます」 | 何も — その人は参加していない | 削る |
| すべてのスレッドの一覧 | 量があったこと。何がよかったかではない | いちばんよい2、3件だけ |
| 引用した回答ひとつ | ここでは質問に本物の答えが返ってくること | 残す — たいていいちばんの目玉 |
| 来週の予定 | 特定の日に戻ってくる理由 | 残す |
その場にいた人にしか意味をなさない項目は、まとめではなくスレッドに置いておくべきものです。
要約ではなく、引用を
要約は、よい会話があったと読み手に告げるだけです。引用なら、読み手が自分で判断できます。そして読み手が信じるのは、自分で判断したものだけです。
「料金についての有益なスレッドがありました」は主張です。そのスレッドでいちばんよい回答から一文を抜き出し、リンクを添えれば、それは証拠になります — しかもそこに響くのはあなたの声ではなくコミュニティの声で、戻るかどうか迷っている人がまさに聞きたいのはそれです。そのうえ、よい要約を書くより時間もかかりません。メンバーがすでに書いてくれているのですから。
スレッドを要約する一文ではなく、思わずクリックしたくなる一文を選んでください。その2つが同じ一文であることは、めったにありません。
人の名前は、慎重に出す
まとめで誰かを引用するのは、公の場で小さなスポットライトを当てることです。そしてそれは、正しい相手に向けてこそいちばんよく効きます。
初心者に丁寧な回答を書いたメンバーは、いちばん騒がしいスレッドを立てた人よりも名前を挙げられるにふさわしく、その人が具体的に何をしたのかを言葉にするほうが、感謝の言葉を並べるよりはるかに深く届きます。ただし、まとめに載せた引用は、その場にいなかった人たちにも届きます。小さな場や非公開の場で語られたことは、先に本人の了承を得ない限り、その場の外に出さないでください。
もっと増えてほしい行動をこそ、称えてください。意図していようといまいと、まとめは、ここで何が評価されるのかを、いなかった読み手に静かに教えています。
人気と重要は同じではない
返信がいちばん多いスレッドは白熱したものであることが多く、今週いちばん価値のあった出来事は、リアクションが3つついただけの静かな回答かもしれません。
いちばん注目を集めたものだけで組み立てたまとめは、少しずつ、人を焚きつけるものへと傾いていきます — ここに加わりたいかどうかを見定めている人たちに見せるものとしては、なんとも奇妙です。編集者としてのあなたの仕事は、注目されなかった有益なものに気づくことです。それができる立場にいるのは、あなたしかいないのですから。
誰も自力では見つけなかったはずの項目を、少なくともひとつ入れてください。それはあなたにしか加えられない部分であり、そもそもまとめを受け取る価値があるのは、その部分があるからです。
報告はしても、求めはしない
まとめがたいてい道を誤るのはここで、離れていったメンバーにとってこそ、ここがいちばん重要です。
姿を見せなくなった人たちに「あなたがいなくて寂しいです — 戻ってきてください!」と送るメッセージは、たいてい逆効果になります。本人がもう考えるのをやめていた判断に割り込み、目の前にボタンを突きつけて、その判断をもう一度、意識してやり直させるからです。まとめがそれと違うものでいられるのは、何も求めないときだけです。起きたことを報告し、そこへリンクし、それで終わる。いなかった読み手は戻ってきてもいいし、戻らなくてもいい。誰も答えを迫ってはいません。
「寂しいです」も「戻ってきて」も、罪悪感を誘う言葉も書かないでください。まとめが何かを求めはじめた瞬間、それは呼び名を柔らかくしただけの掘り起こしメールになり、同じ反応を受けることになります。実際に名前を挙げられる数人に対しては、今でも短い個人的なひと言のほうが、どんなまとめにも勝ります。
生き残れる小ささに保つ
まとめには、よく知られた失敗のパターンがあります。いつの間にか、もうひとつの仕事になってしまうのです。
最初は手短なメモとして始まり、触れる価値のあることはいつでもあるので毎週少しずつ膨らみ、2か月もしないうちに午後がまるごとつぶれるようになります。やがて忙しい週が来てまとめが飛ばされ、次の回は2回分を取り返さなければならないように感じる。ほとんどのまとめは、こうして終わります。
長さの上限は恒久的に固定し、盛りだくさんの週でも崩さないでください。引用は2、3件、来週の予定をひとつ、ほかはすべてリンクで。毎週欠かさず届く短いまとめは、時間があるときにだけ届く長いまとめより、はるかに多くの役目を果たします。
ソフトウェアができること、できないこと
このうちどちらの半分が自動化できるのかは、知っておく価値があります。自動化できる半分こそ、あなたの時間を食いがちな部分だからです。
Mateflow のコミュニティダイジェストはマーケティング → コミュニティダイジェストにあり、画面上では「コミュニティの注目コンテンツを、最近訪れていないメンバーへ毎週メールで届けます。」と説明されています。初期状態はオフです。オンにすると、あなたが選んだ曜日・時刻・タイムゾーンで週に1回送られ、直近1週間の上位の投稿を常に最大5件含みます。さらに初期設定では、オフにできるブロックが2つ加わります。直近1週間に参加した新しいメンバーと、今後1週間のイベントやライブセッションを載せる今後の予定です。初期設定では、送信先は最近訪れていないメンバーだけです。何日活動がなければ対象になるかはあなたが決め、登録から3日未満のアカウントには決して送られません。
各号は受信者自身の権限で絞り込まれるため、2人のメンバーがまったく同じ号を受け取ることはめったにありません。閲覧できる上位の投稿が3件に満たないメンバーには、その週は中身の薄い号を送るのではなく、何も送りません。見送った週があとから埋め合わされることもありません。正直に言えば、限界もあります。どの投稿を載せるかは、あなたには選べません — その週の上位の投稿はダイジェスト自身が選び、何を基準に順位をつけるにせよ、質問した本人にとってどの静かな回答がいちばん大事だったかまでは知りようがありません。また、すべてのプランで使えるわけではなく、全メンバーへの送信には、それとは別のプラン条件があります。だから一覧づくりはダイジェストに任せ、どんな順位づけにもできない部分は、自分で書くまとめのためにとっておいてください。
やってはいけない3つのこと
何も起きなかった週に、まとめを送らないでください。中身の薄い号は、あなたが隠したかったことを、いなかった読み手にそのまま伝えてしまいます。その週は飛ばし、何も言わずにおきましょう。
まとめを告知に変えないでください。まとめは過去を報告するもので、告知は人に行動を求めるものです。ルール変更をまとめの第4段落にしのばせれば、それに縛られる当の人たちが見逃すことになります。
新しいものだけにリンクしないでください。コミュニティでいちばんよい回答は8か月前のものかもしれず、それでも新しく来た人が必要としているものそのものかもしれません。それを意図してもう一度表に出すことは仕事の一部であって、鮮度を欠いた手抜かりではありません。
結論
まとめは、起きたことの記録ではありません。その場にいなかった人たちに送る、ここでは時間を割く価値のあることが起きている、という証拠です。
だから、いなかった読み手に向けて書き、要約せずに引用し、もっと増えてほしい行動を称え、誰も自力では見つけなかったはずのものをひとつ入れ、何も求めないこと。そして、毎週欠かさず送れる短さに保ってください — 生き残ったまとめのほうが、3月に途絶えた見事なまとめより価値があるのですから。