ほとんどのコミュニティに、自社モバイルアプリを開発する必要はありません。必要なのは、メンバーの活動がほぼすべて起きている場所、つまりスマートフォンで本当に快適に使えることです。 そこにたどり着く道は3つあり、かかるコストは桁違いに違います。いきなり一番高い道を選ぶことは、コミュニティの予算が無駄になる最もありがちなパターンのひとつです。
モバイルがエンゲージメントに何をもたらすのか、選べる3つの道、そしてどれが自分に必要かを見極める率直な方法を解説します。
モバイルがエンゲージメントを左右する理由
メンバーはスマートフォンを見ています。デスクの前でもなく、ブラウザのタブにコミュニティを開いたままでもなく、何かの合間のすきま時間に、スマホで。この現実がすべてを規定します。
- 決定打はプッシュ通知です。 モバイル最大の利点はこれに尽きます。ロック画面に届く通知は必ず目に入りますが、メールは何百通もの受信箱の中で戦い、たいてい負けます。メールでしか連絡できないなら、大半のメンバーには実質的に何も届いていません。
- 習慣は距離の近さから生まれます。 コミュニティを支えるのは、予定されたまとまった時間ではなく、小さな訪問の繰り返しです。ホーム画面のアイコンは「そのうち覗いてみよう」を反射的な行動に変えます。
- 参加のハードルが下がります。 返信もリアクションも写真の投稿も、スマホなら数秒で終わりますが、ノートPCでは面倒な作業に感じられます。摩擦が減るほど、コミュニティの生命線である活動量が増えます。
- タイムゾーンの壁が低くなります。 非同期の参加が成立するのは、気軽に出入りできる場合だけ。それはまさにモバイルならではの行動です。
メンバーがスマホから快適に参加できないなら、それはエンゲージメント施策の問題ではなく、届け方の問題です。そしてそれは、エンゲージメント戦略のあらゆる打ち手に静かに上限をかけます。
モバイル対応、3つの道
| 選択肢 | 内容 | コスト | 向いているのは |
|---|---|---|---|
| モバイルWeb | スマホのブラウザで動く、レスポンシブで高速なコミュニティ | 標準で込み | すべてのコミュニティ。これが土台です |
| プラットフォームのアプリ | メンバーはプラットフォームのアプリを入れ、その中で自分のコミュニティを使う | 多くの場合は込み | 大半のコミュニティ |
| 自社ネイティブアプリ | 自社の名前とアイコンでストアに公開する独自アプリ | 非常に高い | 規模が大きく、確立された、資金力のあるコミュニティ |
ほとんどのコミュニティは、2つ目で止まるのが正解です。3つ目への飛躍は想像よりはるかに高くつき、そのわりに期待したほどの成果は返ってきません。
自社アプリ開発をおすすめしない、率直な理由
独自のコミュニティアプリを作ると聞くと、いかにも本格的で正しい選択に思えます。踏み切る前に、実際には何が伴うのかを確かめてください。
- コストと時間。 独自のモバイル開発は数万ドル(数百万円)規模に達し、しかもそれは始まりにすぎません。アプリに「完成」はなく、OSが更新されるたびに、永久に手を入れ続ける必要があります。
- 2つのプラットフォーム、2つの審査。 iOSとAndroidのそれぞれで、開発し、申請し、保守しなければなりません。ストア審査は、最悪のタイミングで修正の公開を何日も遅らせます。
- インストールしてもらうこと自体が戦いです。 アプリを入れてもらうのは、リンクを開いてもらうよりはるかに難しい。コミュニティの規模が小さければ、そもそも入れてくれないメンバーがかなりの割合を占めます。つまり、大半の人が持っていないアプリに大金を払うことになります。
- 注意力が分散します。 アプリの保守に費やす1時間は、コミュニティそのものに使えなかった1時間です。メンバーが本当に求めて来たのは、後者のほうです。
逆に、自社アプリを作るべきケースも確かに存在しますが、その範囲はごく狭いものです。エンゲージメントが0.1パーセント動くだけで大きな金額になるほど規模が大きい、どのプラットフォームも提供していない機能がどうしても必要、あるいはブランドそのものが商品でストアでの存在感が本当に重要である。そのいずれにも当てはまらないなら、2つ目の道で、ほぼすべての恩恵をほぼゼロのコストで手に入れられます。
判断のしかた
- いまのモバイルWebは、本当に快適ですか。 まずそこを直しましょう。遅くて使いにくいモバイル体験は、アプリがないことよりも大きな問題であり、しかも解決コストははるかに安く済みます。
- すでにプッシュ通知でメンバーに届いていますか。 プラットフォームのアプリでプッシュ通知が使えるなら、独自アプリの主要なメリットはすでに手元にあります。
- 規模とエンゲージメントはどれくらいですか。 アクティブメンバーが数千人に満たない段階では、独自アプリの採算が合うことはめったにありません。
- ストアでの露出は、戦略上どうしても必要ですか。 ほとんどのコミュニティでは、メンバーは自社サイトか招待から入ってきます。アプリストアを眺めていて見つけるわけではありません。
MateFlowのモバイル対応:いま使えること
MateFlowが選んでいるのは、2つ目の道です。MateFlowアプリはApp StoreとGoogle Playで公開中。どのプランでも、すべてのメンバーが無料で使えます。モバイル用の追加料金も、あなた側の開発プロジェクトも必要ありません。メンバーが手にするのはネイティブの体験です。自分のスペースとフィード、リアルタイムチャット、コース、イベント、そしてロック画面に届くプッシュ通知。アプリに入ったあとは、あなたのロゴ、カラー、スペースが体験の主役になります。そして、何もインストールしたくない人のために、同じコミュニティがどのスマホのブラウザでも快適に動きます。
制約についても正直にお伝えします。これはあくまでMateFlowのアプリであり、あなた自身の名前とアイコンでストアに公開されるアプリではありません。完全ホワイトラベルのネイティブアプリはロードマップ上の項目であり、現時点ではまだ提供していません。 App Storeに自社名義の掲載を持つことがいまどうしても外せない要件なら、プラットフォームを選ぶ前に知っておく価値があります。逆にそこまでを求めないのであれば、メンバーは追加費用なしで、いますぐ本物のネイティブアプリを手にできます。
モバイルを最大限に活かすには
- 早いうちにプッシュ通知をオンにしてもらう。 これが最もレバレッジの効く一手です。理想は、モチベーションが高いオンボーディングの最中に済ませることです。
- ロック画面に敬意を払う。 プッシュ通知は強力なぶん、乱用も簡単です。通知するのはそのメンバーにとって意味のあることだけ。一度でも通知しすぎれば、二度とオンには戻してもらえません。
- スマホ前提で書く。 短い投稿、明確な問いかけ、ざっと読める構成。ノートPCでは問題なく読める長文の塊も、6インチの画面では文字通りの壁になります。
- 基本機能をアプリの中に閉じ込めない。 ブラウザを好むメンバーにも、変わらず完全な体験を届けましょう。アプリは利便性のためのものであって、通行料を取る関所ではありません。
結論
モバイルはきわめて重要です。ただし「モバイル対応」と「App Storeに自社アプリを出すこと」はまったくの別物で、この2つを混同すると本当にお金を失います。まずモバイルWebを優れたものにする。次にプラットフォームのアプリを使って、開発プロジェクトなしにネイティブの快適さとプッシュ通知を手に入れる。独自アプリを検討するのは、計算が明らかに合う規模になってからで十分です。メンバーが気にするのは、速く、通知が届き、使いやすい体験かどうか。アイコンに誰の名前が載っているかを気にする人は、ほとんどいません。MateFlowのモバイルアプリを見る、あるいは無料トライアルを始める。